イノウエ商店日記

釣りとSUPとソトアソビ。仕事や思うことをゆっくりと

令和元年ロックショアーツアー最終戦へ

今年最後のロックショア草垣群島ツアーの募集をかけると
度重なる遠征中止の反動か、早々に出航人数をクリアする。

あとは天候のみ。
10日程前から予報との睨み合いが始まった。
長期予報では釣行日のその日だけ強い北西風の吹く予報だったので
早々に参加メンバーに草垣群島に行けなかった場合のプランBの承諾を
確認すると全員OKだった。
しかしながら、このまま予報が変わらなければプランBも行けるか
微妙な為、どうにか好転してくれるように願うことになる。

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11/9 遠征6日前

10日前よりは若干ではあるが予報が早まっている。行けるかギリギリのところで、
もどかしい日が続いた。

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11/14 遠征前日

日が経つにつれ少しずつ予報が早まる。あと半日早くなれば、間違いなく行けるところまでは好転した。
無理すれば草垣群島に行けるかもしれないが、行ってみないと状況が分からない。
悩みに悩んだが、船長との話し合いの上、安全第一で今回はプランBに切り替える事にした。
プランBは大隅諸島に属され、ルアーでの情報はネットを探してもほぼ出てこない。
ボートでのGTキャスティングでは島周りで大型のGT・キハダマグロもキャッチされており、期待は持てる場所ではある。
ショアから釣れるか釣れないかは分からない。
このような事情を参加者に伝えても誰一人、参加しない事を選ぶ参加者がいなかった事を嬉しく思った。
行き先変更は残念だが、ようやく離島ロックショアでの釣りが出来る事が決定した。

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大幅に出航時間を遅らせた為、到着は9時過ぎ。
あらかじめ航空写真でポイントは絞ってはいたものの、前日までの風の影響で
まだ波が残っており落ち着くまでは風裏で釣りを開始する事にした。
参加者を一通り瀬に渡すと、おびただしいダツの群れが船をよけるかのように飛び回る。テンションのあがる瞬間だ。
僕とT氏は瀬替わりの場所を探すため、魚探を見ながら地形を見るために船長にお願いし、あちらこちら走ってもらい情報を集めた。
とにかく魚探に映る魚は多い。これはチャンスがあるかもしれないと期待をした。
しばらくして僕たちも瀬に上った。

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早々にT氏はダツを掛け、そのまま放置するがダツに喰らいつく悪い奴は一向に現れない。少し沖の潮目ではダツが何かに追われてはいるがキャスティングの範囲には潮が入ってきてくれない。
時折、瀬際を悠々とツンブリが回遊をしているのを眺める。
結局、僕もT氏も1発何かは分からないが、小さくはない魚の誤爆があっただけで
潮が変わるタイミングに合わせて瀬替わりをする事にした。

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状況を聞くとどこも思ったほど潮も動かず厳しかったらしい。
今回は夕マズメまで釣りをする予定にしていた為、まだ時間はある。
2ヶ所目の磯に期待をする。

各々瀬渡しが終わり、釣りを始める。
息つく間もなく、準備を始めるとK氏がロッドとルアーを持ち歩き始めた。

彼は毎回、何かを起こすが故に僕はすぐにギャフを持ち追いかけた。
彼に追いつき次の鼻を目指して歩き出すと、すぐに『キター』と叫んだ。

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レイジングブル106XX/Bが気持ちよく曲がっている。
本命が来たとギャフを持ち駆け寄るとなかなかの抵抗を見せる。
無事にランディングし上がってきたのは良型のカスミアジ!!
K氏流石です。
HitルアーはUZU'梅雨ブギィ' 

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1投目のヒットだった為、期待を込めて投げるも後には続かず手を変え、品を変え
投げ倒すが反応はない。
デッドベイトを使うY氏の魚にも全く歯型すらつかない。
その後も何の生命反応もないまま夕マズメを迎える。
諦めきれない僕は夕マズメというチャンスタイムを暗くなる直前までルアーを変え、レンジを変え、場所を変え投げ倒すも魚とつながる事なく今回も終了した。

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沈む夕日の速さに驚いた。

他の組も何事もなく終わってしまった。

ほぼ何もなかった中だったけど、それなりの成果はあった。
はじめて行った地ではあったが、日帰りロックショアGTの可能性は十分に
感じた。

本年のツアーはことごとく天候に悩まされ連続遠征中止記録を更新。
それはそれで、こんな年もあったといい思い出になると思う。

来年は3月からツアー開催予定ですので、よろしくお願いします。

 

もしかしたらその間、可能性を探しにまた、この地に行く事になりそうですが。