3日目の正直?2度ある事は3度ある⁇
大潮 満潮6:05 干潮 12:30 屋久島3日目。
1日丸々釣りができるのは今日が最後。
今日も釣れてませんのであしからず...
今日入りたい磯は昨日の段階で決まっていたが
昨日磯まで訪ねて来てくれた屋久島でショアGTをしているIさん
(屋久島に来てるかもとの情報をキャッチされたみたいで、連絡を頂き
わざわざトゲトゲの岩をワンちゃん釣れて会いに来てくれました(^^))
と、たまたま磯でお会いしたイノウエ商店にも来てくださるKさんの
話によると、行きたかった磯は地元の常連さんが毎日5~6人いる様で
なかなか地元の人でも入るのが厳しい場所らしく、断念。
第二候補の南部の磯に入る。
磯に降りると、1日目2日目とは対照的に潮目が近く、その潮目付近で
ダツがジャンプしたり、時折小規模ながらもナブラが発生している。
少々期待しながら投げていると、地元のオヤジさんが来て、近くで
ちょうどいい演歌をカセットテープで流しはじめ、マウスで釣り開始。
2投目で屋久島でオソボと言われるスマガツオを釣った。
オヤジさんと演歌を聞きながらマッタリ話をすると、毎年通ってるが
近年ここではロウニンアジは見なくなったらしい。
数年前までは釣ったオソボを持って行かれてたが、最近はもっぱら
サメにやられることが多くなったとの事。
そもそも屋久島でロウニンアジをターゲットにする人がほとんどいない事。
どっちにしろ時期が早い事。
をテレサテン『つぐない』をBGMに聞いた。
この日は一か所に執着しない作戦。早々に見切りをつけ次の磯に。
大きくエリアを変え、まだ行ってない北部へ、ここまで水深のある
場所ばかり言ってたので割とシャローな場所へ行ってみる事に。
地図的には潮がガンガン走りそうな場所だが、そうでもない。
まぁここも何もない。
次の磯へ行こうと考えてた頃
『午後からご一緒どうですか』と昨日お会いしたIさんから連絡がきた。
あまり歩く釣りにおいては人との行動が苦手な僕ですが、
これまでの状況、そして彼の人柄に今回は甘えさせてもらうことに。
磯から上がり、Iさんが来るまでしばらく休憩を取る。
ぷらぷらしながらゆっくり休憩をとるとIさん到着。
次に入る場所の打ち合わせをする。決して自分の思った場所をガイドするという
スタンスではなく、僕の考えも受け入れてくれた上での場所選びをしてくれた。
『とりあえず1度西部に行きましょう・状況次第で南に下りましょう』
と、昨日との状況が一変してる事を期待して西に向かった。
現地につき海を眺めてると、下からルアーマンが上がってきた。
状況を聞くと、ベイトもほぼいなく、潮もあんまり行かないとの事!!
状況は変わってないようだ。
この時点でIさんは南に下る事を決意。自分ならもう一度磯に降りてたかもしれない
が、後からの展開を考えると即移動が正解だったと思う。
西から南へ、自身初めてとなる世界自然遺産・西部林道を通った。
離合すらままならない細道に、急こう配、急カーブ、ところどころにしかない
ガードレール。そして予想以上の交通量。そのうえ道の真ん中に居座るサル・サル・サルたまに、シカ!!田舎の道には慣れている僕でも気を抜けない。
すれ違う車は、ほぼレンタカー。ここで事故が多発しないのには感心する。
サルに睨まれながら、涼しい林道をゆっくりと走る。
約2時間ほど車を走らせると南部の磯についた。
2日目入りたかった磯からの流れを受ける磯にIさんに連れて行ってもらい
エントリーする。
磯に着いたのが17時あたり、日没までもう2時間も残っていない。
早々とタックルを組み、各々投げるが、なにもない。
時折、離れ瀬に大きなうねりが当たり、隙間からサラシが一面に広がる。
来るならこのタイミングだと、十分に待ちここぞのタイミングで梅雨ブギィを
投げ入れ、サラシに漂わせたその時に、『バフッ』とこっちまで聞こえる捕食音
と共に、おそらくGTであろう頭が半分見えた。
久しぶりの感触と反転されるとすぐ瀬がある事に興奮してしまい、フッキングを
3.4発入れ焦ってファイト開始すると、ほんの一瞬ドラグがジジジとでた所で、
その感触は全くなくなり、痛恨のフックオフ。
おそらくだが、自分の興奮、早く少しでも自分側に寄せないと、という焦りで
ラインテンションが抜けたのかもしれない。
後から考えると、いつもは3.4発すぐに合わせを入れる事もないし、スペーサーラインを入れたシステムで焦る事もそうない。冷静さを欠いた自分のミス・経験不足
を痛感した。
その後は魚が出る事もなく、3日目の釣りも終了。
暗くなった磯を上がり、Iさんとお別れした。
自分一人ではたどり着けない場所に案内してもらい、魚が出そうな場所を
譲ってくれたIさんに感謝です。
3日目の正直もなければ、2度ある事は3度ない一日でした。